本人も知らない現象により、外殻と心臓、眼球と喉、両手指と皮膚、血管の三割と骨髄を、「人ならざるもの」達に担保として奪われ使用され続けている。

​

　その為原因不明の体調不良や怪我が増え現在も通院しているが、回復の見込みが

なく悩みの種。主に奪われているのは上記だが、細かい神経や血管、

赤血球や細胞に至るまで細かい者たちに奪われているので常に疲労が絶えない。

現在は唯一奪われることのない「精神」で気を保っている状態。

​

　しかしその度重なる無理と苦労によって、このままだと精々五年程度であろうと医者には言われている。その気になれば担保を元に人ならざるもの達の力を借りることができるが、本人はそれを知らないのでただただ寿命をすり減らしているだけ。

 

　品行方正で質実貢献。家庭や友人間の関係で悩んだことも、挫折や失敗もなく、

ただ単調に努力を惜しまず真面目に生きてきただけの青年。

皆を愛し、皆に愛される正真正銘の博愛主義。